ホンダ レブル色替え塗装

タンクの板金ついでに色替えということで色見本と塗装するタンク、リアフェンダー

をお預りしました。

バイクのタンクは外装部品であるまえに必要な設備としての機能を兼ねています。

鉄そのものの厚みはもちろん関係ありますが3次曲面のきついバイクのタンクは

簡単には凹みませんし、凹みを直すのもまた大変です。

パテだけで修復することも可能ですが雨、風、直射日光、振動により長く耐える為には

すべてをパテで修復する事はしません。

かといってパテを一切使わずに仕上げることもできませんので適当(いい加減ということではなく)

いい塩梅、適切、的確に作業する必要があります。

最近とはいっても結構経ちますがインジェクションになってからはタンクの中に手が入る程

大きく抜けている(ガソリンポンプが入る為)ので裏から叩いたり、押す事ができるので作業が楽になりました。

バイクの塗装は自動車では一部を除きほとんど採用されてないキャンディペイントです。

そして色の調合、配合の詳細は一切公開されておらず、経験による知識と勘を頼りに実際の色に

近づけていきます。

よって自動車塗装より時間も、料金も高くなってしまうのは全世界共通です。

それからホンダのデカールにかかわらずそのほとんどはクリアーの中に閉じ込めてあるので

クリアーを削りデカールを剝します。

どれだけの数をこなしても色合わせにはいつも苦労します、ようやく出来た色も、キャンディペイントの特性上

思った通りの濃さで仕上げる為にはクレーンゲームのように良い所で止める必要があります。

行き過ぎれば濃くなり、足りなければ薄くなる。

出来上がった色をそのまま吹き付ければ誰でも出来ますってわけにはいきません。

よってキャンディーを吹く前段階でより仕上がりの色に近づけ、数十回重ねる所を数回で止める

必要があります。

修復はもちろん、カスタムペイントでも同じ理屈で塗装の回数が増える程失敗のリスクも増えます。

今回はぶら下げて塗装したので裏まで艶のある状態で仕上がってますが、

表側に色むらが出来ないようにする為には平置きして塗装した方がリスクは軽減できます。

Reセールを含め余程の拘りがなければ、自動車の純正色や、只の黒が最も低予算で仕上がります。